赤ちゃんの歯磨きってどうすればいいの?

当院でも最近増えてきたことなのですが、
1歳から2歳のお子様の検診を行う機会が増えました。

1歳半検診がお子さまの健康意識に貢献してくれているんでしょう。

以前よりも世のお母さまの子どもの口へ対する健康観が上がったことも1つ要因だと思います。

一昔前だと、こどもの歯科治療は痛くなって虫歯ができたら
歯医者に行くぐらいの感覚だったことを思うと、

こういった啓蒙やスクリーニングはとても大事なことだと改めて思いますね。

虫歯や歯周病も研究が進み、今では削る前に何かできることはないのか?

そんな考えが主流です。

そこから日本でも『予防』という言葉が出はじめて、徐々に浸透しつつあるのかな?

歯磨き粉のCMなんかでも「よぼう」を始めようと啓蒙されてますよね?

今日はなかとみ歯科医院が考える

 

『予防とはなんだろうか』

 

について最初に話していきましょう。

 

歯科の歴史なんて書いても面白くありませんし、
正直皆様のためになるとも思えないので、
関心のあるところだけピックアップします。

1つだけ皆さんに質問しますが、

虫歯を削ったことはありますか?

ある方もそうでない方も読んでいただきたいのですが・・笑

虫歯と聞くと歯が黒くなって穴があいているイメージがありますが

実は急に穴があいたりしません。

少なくとも歯を削らないといけないくらい大きくなるのには、数年はかかります。

なんでこんなことを聞くのかというと

みなさん虫歯は『歯』の病気だと思っているからです。

「口の中の環境の変化」

が虫歯の原因だと覚えてください!

歯に穴があくのはその結果です。

そして口の中の環境の変化を整えることが「予防」です。

お口の環境を整えるために私たち、歯科医師、歯科衛生士がいます。

歯科での予防という言葉に定義はありませんが、

口の環境を整えることだと考えてください。

 

さて赤ちゃんのはみがきはどうすればいいのか

という質問に関してですが、

このご時世です。

「歯磨き やり方」なんかで検索いただければ

丁寧に動画が出てきますので、そちらで確認してください。

大切なのは、「自己判断しないこと」

わからないときはうちにフラッときてください。

丁寧に教えますよ!


なかとみ歯科医院では歯ブラシが持てるようになってからは、必ず歯磨きを一緒に練習してもらいます。

3歳、4歳くらいのお子さまになると歯ブラシを握ってくれます。
もちろんこの年齢では上手に動かせませんし、きれいに汚れをとることなんてできません。

 

大切なのは、「教育」です。

 

今のお母さん世代の方々は、子供の時に歯科医院で歯ブラシの教育を受けたことがあるでしょうか?

もちろんある方もいらっしゃると思います。

ですが、多くの方はあまり記憶にないのでは?

私自身小さい頃にそんな教育を受けたことがありませんし・・

 

3歳、4歳でいきなりできるようにならなくていいのです。

大切なのは、一緒にはみがきを覚える「成功体験」だったり、

前来た時よりも上達していくことです。

これを繰り返していくことで5歳、6歳と習慣化していき、

小学校の中学年から高学年くらいには、

上手にはみがきができる技術を習得しているでしょう。(おそらく)

フッ素などの使い方のポイントは

来ていただいた時に指導します

はみがきの指導は同じことの繰り返しになることも多いんですが、

歯の生えかわりがあってお掃除が難しくなったりと、

子供のうちは様々なことが起こります。

時代にあった教育を行い、お子さま達が将来、

『歯の治療』でお金がかからないようになること

またお口の状態が変わらないことが歯科医療において最高のことなので

そうなれるよう一緒に取り組んでいきましょう。

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