こんにちは。
なかとみ歯科医院です。
私たちは「笑顔創造」という理念のもと、
**“健康者が笑顔で来院する歯科医院”**を目指しています。
今回のテーマは、「7〜12歳」──いわゆる“小学校期”の予防歯科です。
この時期は、永久歯が生えそろい始める大切な転換期。
しかし一方で、虫歯リスクが最も高まる時期でもあります。
ここでは、「むし歯ゼロ」を実現するための具体的な考え方と、
親子で“自律と習慣化”を育てる方法をお伝えします。
🌱 永久歯期の特徴:守るべきタイミングを知る
7〜12歳の時期は、乳歯と永久歯が混在する“混合歯列期”。
この時期の特徴は次の3つです。
1️⃣ 歯が次々と生え変わるため、磨き残しが増える
2️⃣ 奥歯の溝(第一大臼歯)が深く、汚れが溜まりやすい
3️⃣ 自分で磨けるようになっても、精度がまだ低い
特に「6歳臼歯」は一生使う歯の中で最も大切な歯。
でも、生えた直後は背が低く、見えづらいため、
むし歯リスクが乳歯期よりも高くなるのです。
🦷 むし歯ゼロを守るための3本柱
① フッ素+シーラントで“物理的に守る”
- フッ素:歯の再石灰化を助け、初期むし歯を修復。
- シーラント:6歳臼歯や小臼歯の溝を樹脂でコーティングして汚れを防ぐ。
学校や家庭では難しい処置も、歯科医院で定期的に行うことで、
“むし歯の芽”を未然に防げます。
② 生活習慣の“見える化”
この時期のむし歯は、食生活のリズムに大きく左右されます。
- 朝食を抜く
- 間食が多い
- 甘い飲み物を頻繁にとる
──これらが積み重なると、口の中が“酸性時間”に傾き、むし歯の温床になります。
当院では、問診やカウンセリングを通じて、
お子さん自身に「なぜ虫歯ができるのか」を理解してもらうよう心がけています。
知識を与えることが“自律”の第一歩です。
③ 通院を“習慣化”させる
定期健診を「行かされるもの」ではなく、
「行くのが当たり前の習慣」にすることが何より大切。
この段階で“自分のために通う”リズムを身につけた子どもは、
大人になっても自然と予防歯科に通い続ける傾向があります。
💡 「親が主導」から「子が自律」へのステップ
7〜12歳は、歯磨きの“責任”を親から子へバトンタッチしていく時期です。
| 年齢 | 保護者の関わり方 | 子どもの目標 |
| 7〜8歳 | 仕上げ磨きを続けつつ、自分磨きを練習 | 手鏡で見ながら磨けるようになる |
| 9〜10歳 | 時々チェックをする程度に | 自分で時間を決めて磨く |
| 11〜12歳 | 親の声かけを減らす | 歯磨き・フロスを“自分の習慣”にする |
この“自律のプロセス”を尊重することで、
「歯を守るのは自分」という意識が自然に育っていきます。
🩵 「できた!」を積み重ねる予防教育
当院では、お子さんが自分の変化を感じられるよう、
“できた体験”を大切にしています。
- 以前より出血が減った
- 染め出しでピンクが少なかった
- 衛生士さんに「上手だね!」と褒められた
こうした小さな成功体験が、「自分の歯を守れる」という自信になります。
この積み重ねこそが、真の予防=自律の始まりです。
🌸 親子で取り組む「家庭での予防リズム」
家庭でも簡単にできる“むし歯ゼロ習慣”をご紹介します。
1️⃣ 「夜1回はフロス」ルールを決める
2️⃣ 冷蔵庫に歯磨きカレンダーを貼って記録する
3️⃣ 「定期健診=家族行事」としてスケジュールに組み込む
4️⃣ おやつは時間を決めて、食べた後はうがい
5️⃣ ご褒美は“お菓子”ではなく“笑顔”や“言葉”で伝える
予防の目的は“完璧”ではなく、“継続”。
親が「毎日できたね」と声をかけるだけで、
お子さんは自分の行動を誇りに感じ、継続する意欲を高めます。
👩⚕️ 衛生士より
「予防とは、“教えること”ではなく、“続ける力を支えること”です。」
7〜12歳の子どもたちは、褒められることで伸びる時期。
完璧を求めるより、「続ける仕組み」を作ることが大切です。
たとえば、
「同じ時間に磨く」「好きな音楽を流しながら磨く」など、
楽しみながら続けられるルールを一緒に見つけていきましょう。
🏡 むし歯ゼロがつくる“笑顔の未来”
子どもの頃に身についた習慣は、一生の財産です。
自分の歯を自分で守れるようになった子は、
健康だけでなく、笑顔や自信、そして感謝の心を育てます。
「守られる予防」から「自ら守る予防」へ。
それが、なかとみ歯科医院の“笑顔創造”の形です。
📍なかとみ歯科医院
医療法人 研新会
福岡市東区箱崎3-36-31-109
小児歯科・予防歯科・定期健診・シーラント・フッ素塗布
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